介護士の資格について
介護士は、高齢者や障がい者の介助に関する専門的知識とスキルを身につけたプロである。介護士が食事や入浴の介助といった身体介護を行う上では、介護資格が必要とされており、未経験者が介護職に就く場合は、介護職員初任者研修や介護福祉士実務者研修などの民間資格を取得しなければ、身体介助を行うことはできない。ただし、これらの資格を持ち、一定期間の実務経験を積んでいけば、介護福祉士という国家資格を受験できるようになる。介護福祉士は介護のプロというだけあって待遇面も良くなるので、介護の仕事をするのなら、ぜひ目指してほしい資格だ。
それから、高齢化社会が加速する日本では、介護現場でも医療知識を身につけた介護スタッフが求められるようになっている。医師や看護師といった医療従事者が常駐する介護施設もあるが、少人数の医療従事者だけでは全体をカバーしきれないのが現状だ。そのため、介護現場に必要な医療知識を持つ介護士として、新たに「医療介護福祉士」という資格が創設された。医療介護福祉士とは、救急処置や慢性期医療の知識を習得できる民間の資格だが、取得すると現場で医師や看護師のサポート役として活躍できる。
医療介護福祉士の研修内容は、慢性期医療で施される治療法や薬をはじめ、高齢者にありがちな心筋梗塞や脳卒中といった疾患に対する救急処置や終末期医療のメソッドまで多岐にわたる。医療介護福祉士になったからといって、医療従事者のように医療行為に直接携わることはできないが、キャリアアップに役立つ資格だといえるだろう。>>>詳細についてはこちらをチェック!